元•適応障害人事が語るブログ『新就活論』

〜さとり世代のための『適応するキャリア』の見つけ方~

キャリアは逆算して考える!(広告ではありません^^;)

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

みなさん『STROKE』という蛍光灯をご存知でしょうか?

 

これが『STROKE』です!

見てください!細いチューブを曲げて作ったようなこの造形美!

当然、グッドデザイン賞を受賞しています!

f:id:satori-syukatsu:20160620210829j:plain

 

そしてこれ、スイッチはさきっちょについているのです!

f:id:satori-syukatsu:20160620211556j:plain

明かりが非常に優しく、影も非常に優しいいんです。

 

詳細はHPをご覧いただければと思います。(今は「2」になっているそうです!)

http://www.bsize.com/products/stroke/

 

 

えーっと。急に宣伝に目覚めたのか!と思われたかもしれませんが、もちろんそうではありません^^;

 

実はこの『STROKE』、大手メーカーや海外企業が開発したわけではなく、社長の八木さんが企画・回路設計・試作・量産計画・梱包デザインまでのすべての工程を社長自身が行ったのです。

さらに驚くことに販売開始当初の社員数は奥さんも含めて3名でした。^^;

 

なぜこんな工程を一人でこなせたかというと、それはすべて『逆算してキャリア設計をしていた』からです。

 

高校生の時にiMac」に触発されスティーブジョブスのようにかっこいい家電を自分の手で作ってみたいと考えるようになりました。

 

大学で電子工学を学んだ八木さんは富士フィルムに就職し、レントゲンやエコーなどの医療機器の設計に携わり、ただ設計するだけでなく将来を見据え、工場にも足を運び、品質管理などの手法についても積極的に学びました。

 

そんなある日、医療機器にどうかと商社から提案を受けたLEDに興味を持ち、これをデスクライトに使うアイディアを思いつき、28歳にして起業したのです。

 

性能はもちろんのことデザイン性にもこだわりつくされたこの『STROKE』は世界で話題になり、3万9900円とちょっと高めの値段設定にもかかわらず、初回生産分をアッという間に完売しました。

 

皆さんは就職して何をしますか。

 

キャリアとは会社が与えてくれるものではありません。

 

企業の平均年収や離職率を見て企業を選ぶのも大切ですが、その企業で何を学べるのかその経験を生かして何をしたいのかという観点の方がこれからの時代にはもっと大切かもしれませんね。

 

 

『全員課長時代の終焉』に見るキャリア構築法

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

今日はさとり世代と言われる皆さんが今後直面する社会の変化についてご紹介します。

 

 

 ■全員課長時代の終焉

日本が経済成長を続けていた頃、多くの企業において「定期昇給」がなされていました。要は勤怠を逸脱せず、ある程度の実績を上げていれば昇給を受けられるという事です。

 

その中でもリーダーシップを持った社員を課長としてマネジメントに登用していました。では、課長になれない人はどうしていたかというと、専門的な知識を有しているとし、課長とはしないものの準課長のような役職を作り、昇給をさせる口実を作っていた訳です。

 

しかし、欧米を見ればこんな事はありません。役職者はもっと日本の役職者よりもっと高い収入を得る事ができますが、働きが芳しくないと収入を上げる事ができません。

イギリスでは労働者階級と言われる層がいるのはご存知かと思います。

 

■マネジメントだけがキャリアではない

皆さんは入社するからには役職に就きたいという思いと期待を持っていると思いますが、実際に働いている社会人は全員が全員役職に就きたいとは考えていません。

マネジメントに就くメリットとデメリットを紹介します。

 

[メリット]

・役職者として価値を示せば部長や役員となり年収を上げる事が出来る

・役職者となる事で経営のダイナミズムを味わう事ができる

 

[デメリット] 

・残業代がつかなくなるため、役職に就いた当初は一般社員の方が収入が多い場合がある

・役職者として経営の一端を担う責任を追う事になる。

・役職者としての仕事はもちろん、一般社員と同等の役割も求められる。

 

こういった理由から役職者になって土日も出社したりする位なら家族と一緒にいたいと、あえてマネジメントを志さない人もいるのが事実です。

 

こういった傾向は今後より一層強くなると見られています。経済成長が鈍化した日本社会、IT化が進み限られた人員で最大の成果が求められる社会においては定期昇給という概念がなくなっていきます。

 

 

では、どんなキャリアを構築してばいけばいいか。

 

自分が楽しめる、熱中できる仕事に就けばいいのです。

 

明日からは「こんなキャリア構築だってあるよ」っていう具体例を紹介していきたいと思います^ ^

今の時代、企業を選ぶときにはこの観点を忘れてはいけない!

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

これから就活の人も、真っ最中の人も、もう終えた人にも聞いてほしい話があります。

 

■昔の就活はこうだった!

私の時代よりも前の就活です。

 

今みなさんは会社を探すにあたりインターネットの就活ナビサイトを利用していますよね。ではインターネットが普及する前はどうやって就活をしていたと思いますか?

 

会社の先輩に聞いて私もびっくりしたのですが、学校でもらったり郵送で送られてくる電話帳の位の厚さの冊子を見て、その中から興味がある企業に対して添付のハガキを送っていたそうです。かなり面倒ですね。。。

(その手紙を処理していた人事の労力も想像を絶しますが^^;)

 

そう考えるとITの活用、インターネットの普及で就活はもちろん我々の生活はとても便利になっていることがわかると思います。

 

ただ、今日皆さんにお話ししたい事は就活の歴史ではありません。

皆さんのキャリア選択についてです。

 

■「子供たちが大人になる頃、その65%はまだ存在していない職業に就く」

 

皆さんの生活に身近な例を挙げるとスーパー。

アメリカではもっと普及していますが、セルフレジが普及し始めましたよね。

ルフレジもっと普及すればレジ係という役割がなくなるかもしれません。

 

実用化はまだ先の話になるでしょうが千葉県の幕張地区ではドローンを使って商品の輸送試験が行われ、実際にワインの輸送に成功しています。

 

三菱東京UFJ銀行は仮想通貨を発行する来年の秋から実際に発行が始まるそうです。

もっともっと先の話にはなりますが、仮想通貨が流通するようになれば銀行員という役割がなくなるかもしれません。

 

こちらのサイトではこれからなくなる仕事を順位形式で紹介してくれています。

50%が失業? ITの進化で20年後に消えてしまう職業一覧

 

IT化が進む中で自分選ぼうとしている仕事はなくならないか。

こういう観点も忘れてはならないと思います^^

 

最後の一社を『決断』するという事

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

本題に入る前に、、、

このブログを始めて既に24の記事を書いてまいりましたが、プロフィールの欄が書かれていないことに今日気づきました^^;

 

PCでご覧いただいている方は右側のサイドバーに書いていますが、改めて自己紹介させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

右京

さとり就活アドバイザー
人材紹介会社出身/IT企業新卒採用担当/大学での講演多数

自身が『適応障害』になった経験から就活生一人一人が納得いく企業選択をして欲しいと考えブログを始めました。

他の人事の方に見られたら怒られそうな採用の裏側やキャリアセンターでは聞けない採用活動の裏側、就活の進め方について書いています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今の時代は100人の営業マンより1人のWEBマーケティング担当が大きな売り上げを上げることもある時代です。ITリテラシーは大切ですね^^;

今後も皆さんにより良い内容を見やすい形でご覧いただけるよう鋭意改善してまいりますので、引き続きよろしくお願いします^^

 

 

さて、7月も中旬に入り17卒就活生の皆さん中にはもう就活を終えた人、あとは内定している企業から決めるだけの人、まだまだ就活を頑張っている人とさまざまな人がいると思います。

 

そんな皆さんに今日は入社する企業を決める、『決断する』という事について書きたいと思ます。

 

『決断する』という事

2017年卒学生を対象とした新卒採用実施企業は約2万程度あったものと推測されます。つまり皆さんには2万通りの人生が選択肢としてあったという事です。

 

その中から入社する1社を決めなければなりません

まさに『決断』をするということです。

 

『決断』とは呼んで字のごとく『一つに決めて、他の選択肢を断つ』ということです。

 

我々人事は皆さんの『決断』に報いるよう研修を行い、働きやすい環境整備を行います。皆さんも「やっぱあっちの会社の方が良かったかぁ」なんて思わなくて済むよう、納得がいくまで就活をして、しっかり『決断』をして下さい。

 

就活を終えた皆さん。本当に悩みぬきましたか?調べぬきましたか?

 

まだ就活中の皆さん。できる限りのことをやりきってください。

昨日のブログにも書きましたが、できることはまだまだあるはずです。

satori-syukatsu.hatenablog.jp

 

 

就活は長期戦です。

疲れてくることもあると思いますが、これから40年以上も働く可能性のある会社ですので、最後まで走りきってください^^

あの会社の内定をどうしようか迷ってるあなたへ

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

昨日は面接で併願企業を聞かれたらどうするかについて書きました。

satori-syukatsu.hatenablog.jp

 

これから40年以上も勤める可能性のある会社ですからそりゃ迷いますよ^^;

 

では、そんな迷った場合どうしたらいいか、そしてそんな方への人事からのお願いを書きたいと思います。

 

■判断材料が足りていない企業

内定はもらえたけど、他の会社と比較するための判断材料が不足している、または懸念材料がある場合にはどう対応したらいいか

 

人事や社員と話をする機会を設定してもらいましょう。

 

人事や社員が話すことが100%信頼できるとは限りませんが、それでも判断材料が不足しているのであれば社員との面会の時間を設けてもらい、質問をぶつけてみましょう。

 

ひょっとしたら長期で考えると迷っている企業の方が皆さんにとっていい会社かもしれません。安易に辞退するのはもったいないのです。

 

検討の余地があるのであれば、しっかりと判断材料を集めましょう!

 

(もしその機会を設けていていただけないのであればそれまでの会社だったということです^^;)

 

 

■返答期限が迫っている場合

昨日のブログに引き続き、こんなことを言っては他の企業の人事の方に怒られるかもしれませんが、綺麗事を言ってはブログを読んでくださっている方に申し訳ないので、皆さんの立場になっていうと、、、

 

とりあえず内定を承諾してしまいましょう!

 

会社組織のことよりも皆さんご自身の人生の方がもっと大切です。

 

承諾する企業も入社するからにはしっかりと決断して入社して欲しいと思っているはずです!

 

 

■辞退を考えている企業

これは人事からのお願いです。

辞退する際に手紙を送ってくれる学生さんやわざわざ来社してくれる学生さんがいますが、もう辞退を決めているのであれば必要ありません!

 

とにかく早く決断した旨をお電話ください!

 

もう辞退を決断しているのであれば、人事も次の手を打たなければなりません。

 

企業のことを考えても社員と会いたいなら会いたいと、辞退したいのであれば辞退したいと早くご連絡いただけるようにお願いします^^

 

明日は入社先を決める「決断」について書きたいと思います。

 

 

他にどこの会社を受けてる?への正しい返し方

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

「他にどこの会社を受けてますか?」

 

面接でこの質問をされて言いたくないけど、言わなきゃいけないのか?と戸惑った人も多いのではないかと思います。

(私も必ず聞いているのですが^_^;)

 

今日は他に受けてるいる会社を知られた場合のリスクと、この質問にどう切り返したらいいかについて書きたいと思います。

 

■人事はなぜ併願企業を知りたいのか

人事が皆さんの併願企業を知りたい理由は主に3つあります。

 

1、併願企業に対抗するアピールポイントを見出したい

2、併願企業を知ることで本当の志望動機がどこにあるかを知りたい

3、併願企業の状況を踏まえて返答期限を設定したい

 

■併願企業を知られるリスク

上記の人事が併願企業を知りたい目的、2と3において併願企業を知られるリスクが見えてきます。

 

2、志望企業に一貫性がないと、なぜ志望しているのかと疑問を感じさせネガティブな印象となる可能性がある

例えば、「子供に夢を与える仕事がしたい」と玩具メーカーで話した人が、銀行を受けていますと話したら、さっきの志望理由はなんだったんだろうと思いますよね。

大事なのは面接官を納得させる一貫性です。

 

3、併願企業の返答期限前に返答期限を設定される

これは結構重要な話です。「併願企業の面接は○月×日です」と知られると、その面接前、ないし結果が出る前に返答期限を区切られるリスクがあります。

 

併願企業に挑戦して、内定企業を捨てるくらいなら、「この会社でもういいや」と決断をしてくれることを狙っているわけです。

 

■併願企業を聞かれた時の正しい返し方

ここまで読んでいただければ、併願企業を知られることは皆さんにとってデメリットとなる可能性が大きい事はご理解いただけたと思います。

 

だからといって「その質問にはお答えしかねます」と、出来る限り丁寧に答えたとしても、人事は「何か隠したい事があるのか?」とネガティブな印象を持ちかねません。

つまり、何も言わないという選択肢もリスキーなんです。

 

では、実際に面接で「他にどこの企業を受けていますか?」と聞かれたらどう返せばいいと思いますか?

 

その時には「御社と同じような事業を行っている会社です。」と答えましょう。

そう答えられると人事もそれ以上つっこみずらくなります。

 

それでも具体的な社名を聞かれることがあります^^;

その際には人事から見てありがちな企業『だけ』を言えばいいのです。 

例えば玩具メーカーであれば、「タカラトミー」を受けているのであれば「バンダイナムコ」などの競合企業を言えばいいのです。

たとえほかに金融業界の企業を受けていたとしてもすべてを言う必要はありません。

 

また、併願企業の選考日時を聞かれた場合には「まだ調整中です」とか「○月の×週目くらいに一次選考をやると聞いています」とごまかして、それが日程がのちに支障が出るようだったら「あの日程はずれっちゃったんですよ」とごまかしてしましょう。

 

内定承諾までの駆け引きは一種の交渉です。

すべての手札を見せながらババ抜きをするようなことにならないよう気を付けてくださいね^^ 

 

明日は内定をもらって迷っている人への人事からのお願いを書きたいと思います。

 

 

内定者懇親会で最後に確認しておきたい3つの事!

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

先日は内定者懇親会を行う人事の手の内を明かし、とても反響も大きかったです。

satori-syukatsu.hatenablog.jp

 

今日は引き続き、その内定者懇親会で最後に確認したい3つの事をご紹介したいと思います。

 

■どんな同期が採用になっているか

そんなのわかってるよ!と思われるかもしれませんが、ここで言っているのは同期の学歴や男女比、文理比ではありません。

 

理系は僕だけみたいですけど大丈夫なんでしょうかとか女性が少ないので辞退しますなんてことを懇親会の後に言ってくる内定者がたまにいるのですが、大事なのはそこではありません。

 

面接官は違ったとしても、同じ採用基準で採用になった同期です。

自分が採用になった何らかの共通点があるはずです。

 

文系が多い中でなぜ理系の自分が採用になったのか。男の子ばかりなのになんで自分が採用になったのだろう。冷静に俯瞰して同期を見ると必ず自分を採用した企業側の意図が見えてくるはずです。

 

それが例えば男社員を元気づけるために採用されたのであれば、ひょっとしたら改めて考え直すきっかけになるのかもしれません。

 

 

■会社側の対応

内定者懇親会で歓迎してくれたからと言って、必ずしも入社した後も歓迎してくれるとは限りませんが、内定者懇親会で皆さんが入社する企業に好感を持てるような会社であれば、入社した後も社員を大切にしてくれる可能性が高くなる傾向はあるとは言えます。

 

だからと言ってハワイに連れて行ってくれることがいいことではありません。

同期と親睦を深める時間をとってくれたり、会社のことをより深く理解できるような情報を提供してくれたり、社員(若手だけでなく、男女、役職者なども含めて)とざっくばらんに話ができるような場を設けてくれてくれるか、そういう誠意のある対応をとってくれるかが重要です。

 

 

■説明会の内容と違うところはないか

説明会で話を聞いたころから、日が経っているでしょう。

説明会で聞いていた内容と食い違っているところがないか、人事や社員の話はしっかり聞いておきたいものです。

 

経営状況(上場企業であれ直近の決算データは確認しておきたい)や就業環境、就業条件(残業や離職率)などを改めて聞いてみましょう。

 

次回、全員で集まるのは内定式になってしまうでしょう。

内定式のタイミングでやっぱり辞退しますとはできません。

最後のチャンスだと思ってしっかり確認してくださいね^^