元•適応障害人事が語るブログ『新就活論』

〜さとり世代のための『適応するキャリア』の見つけ方~

『全員課長時代の終焉』に見るキャリア構築法

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。

 

今日はさとり世代と言われる皆さんが今後直面する社会の変化についてご紹介します。

 

 

 ■全員課長時代の終焉

日本が経済成長を続けていた頃、多くの企業において「定期昇給」がなされていました。要は勤怠を逸脱せず、ある程度の実績を上げていれば昇給を受けられるという事です。

 

その中でもリーダーシップを持った社員を課長としてマネジメントに登用していました。では、課長になれない人はどうしていたかというと、専門的な知識を有しているとし、課長とはしないものの準課長のような役職を作り、昇給をさせる口実を作っていた訳です。

 

しかし、欧米を見ればこんな事はありません。役職者はもっと日本の役職者よりもっと高い収入を得る事ができますが、働きが芳しくないと収入を上げる事ができません。

イギリスでは労働者階級と言われる層がいるのはご存知かと思います。

 

■マネジメントだけがキャリアではない

皆さんは入社するからには役職に就きたいという思いと期待を持っていると思いますが、実際に働いている社会人は全員が全員役職に就きたいとは考えていません。

マネジメントに就くメリットとデメリットを紹介します。

 

[メリット]

・役職者として価値を示せば部長や役員となり年収を上げる事が出来る

・役職者となる事で経営のダイナミズムを味わう事ができる

 

[デメリット] 

・残業代がつかなくなるため、役職に就いた当初は一般社員の方が収入が多い場合がある

・役職者として経営の一端を担う責任を追う事になる。

・役職者としての仕事はもちろん、一般社員と同等の役割も求められる。

 

こういった理由から役職者になって土日も出社したりする位なら家族と一緒にいたいと、あえてマネジメントを志さない人もいるのが事実です。

 

こういった傾向は今後より一層強くなると見られています。経済成長が鈍化した日本社会、IT化が進み限られた人員で最大の成果が求められる社会においては定期昇給という概念がなくなっていきます。

 

 

では、どんなキャリアを構築してばいけばいいか。

 

自分が楽しめる、熱中できる仕事に就けばいいのです。

 

明日からは「こんなキャリア構築だってあるよ」っていう具体例を紹介していきたいと思います^ ^