元•適応障害人事が語るブログ『新就活論』

〜さとり世代のための『適応するキャリア』の見つけ方~

いろいろな経験ができるという幻想

こんにちは。

さとり就活アドバイザーの右京です。
 
学生の皆さんとお会いすると本当にそれでいいのかなぁと強く感じる事があります。
 
「A社はいろんな経験をさせてくれる」、「B社は幅広く事業を展開している」と言った理由で企業を選んでいる事です。
 
ある企業をご紹介します。
ここでは「C社」としますが、CMもやっていて誰もが知っている企業です。
 
C社は入社すると、まず3年程度各店舗に散らばり販売や店舗の売り上げ、パート、在庫管理などを経験します。
まずは現場を知ろうという事ですね。
 
次に本部での勤務となり、例えば経理などを同じく3年程度経験します。
 
すると今度は本部での経験を活かそうという事で店舗勤務に戻ります。
 
そしてまた3年程度勤務すると海外調達やマーケティングなどの経験をします。
 
そしてまた店舗勤務です。
 
 
さてこの何に私は懸念を感じていると思いますか?
 
もしこのC社に何かがあったり、皆さんが転職したいと考えたとします。
 
C社は有名企業ですが、皆さんの経験は転職市場では求められません。
 
店舗9年、経理3年、マーケティング3年ではコアな経験がなく、転職先にアピール出来る経験がないからです。
 
改めて考えてみて下さい。
いろいろ経験できる事は本当に良いのでしょうか?