「社会を変える」を仕事にする
こんにちは。
さとり就活アドバイザーの右京です。
今日は就活推薦図書をご紹介いたします。
今日ご紹介するのは駒崎 弘樹さんの『「社会を変える」を仕事にする』です。
人事という職業柄、何が書いてあるのか気になり、本屋で手に取ったのですが、そこには私の知らない世界があることに驚かさせれました。
■NPO法人という選択
著者の駒崎さんはもともと学生の時、後輩に誘われ会社の社長として会社を経営していました。
しかし、IPOを目指して会社を成長させていくということに意欲を持てず目標を見失ってしまいます。
そんなある日、駒崎さんは留学していた時に何か「日本に貢献したい」と考えていたことを思い出し、アメリカのNPO法人のサイトを見ていたところ、代表に「CEO」という役職がついていることにびっくりし、NPOについて調べると、アメリカでは社会的課題解決する手段として「ソーシャルベンチャー(社会起業)」が盛んに行われていることを知るのです。
お母さんがはベビーシッターをしていた時に「子どもが熱を出したので仕方なく一週間ほど会社を休んだら、会社が激怒しクビになってしまった」というお客さまに出会ったという話を思い出しこの社会問題を解決すべく、NPO法人を立ち上げようと考えるのです。
病気になった子供を預かる「病児保育」を始めるも、業界からはバッシングを受けるは、黒字化が非常に難しいは、役所との調整に振り回されるはで、それはそれは大変な道のりだったのですが、2015年度決算では13億を超える売り上げを上げることに成功しています。
■NPO法人だって利益を出していい
単純に驚きました^^;
ただ私が無知なだけですが、NPO法人で働いている人はボランティアで給料はなく、組織としても利益を出してはいけないものだと勝手に思っていたのですがそうではなかったのです。
NPO法人は非営利の組織として利益を上げることは問題なく、利益を社員に分配しなければ問題ないそうです。つまり、「今年は特別儲かったから臨時ボーナスだ!」というのは違法になるそうです。
■リクナビを見ているだけでは気づかない選択肢がある!
本の 最後の章では「政治や偉い人だけが世界を変えるのではない。気付いた個人が事業を立ち上げ、社会問題を解決できる時代になっている」という力強いメッセージが書かれています。
そう考えると少子高齢化や待機児童の問題、いじめや不登校に、自殺者の人数が多い事など問題ばかりです。皆さんが課題感を持っているものもあるのではないでしょうか?
「こんな選択もあるんだ!」と視野が広がるきっかけになると思います。ぜひ手に取ってみてください^ ^
あなたは仕事で何に貢献しますか?